新連載!Shinzoneのバイヤー佐藤が綴るバイイングダイアリー。第1回となる今回は、秋冬の着こなしを彩るパリから届いたアイテムを現地展示会の様子と併せてレポート。WEB SHOPはもちろん、ショップだけで展開となる商品もご紹介しておりますので、ぜひ遊びにきてくださいね!
いつもShinzoneをご愛顧いただきありがとうございます。バイヤーの佐藤です。今回から不定期で、国内外の買い付け&おすすめのバイイングアイテムをこちらでご紹介していきます。InstagramやWEB SHOPでは紹介しきれない、現地での買い付けの様子や街の雰囲気などを、撮り溜めた写真と共にご紹介できればと思います。どうぞお楽しみに。24AWシーズンより新たに取り扱いがスタートしたブランドは19ブランド。その中でも、今回は久しぶりのパリ出張で見てきたブランドをご紹介します。
Chateau Orland
英国人のルーク・エドワード・ホールがクリエイティブ指揮を執る「Chateau Orland(シャトーオーランド) 」。アーティスト、イラストレーター、コラムニストなど多彩な才能を持つ彼は、美術史と自然、伝説と文学、ファンタジーと民間伝承、音楽と神話など、さまざまな影響を織り交ぜて作品を作り上げています。彼自身が書いたイラストをモチーフにしたTシャツやニットは、鮮やかな色使いも特徴です。なお、写真のマットや陶器も彼のプロダクトです。(これらはShinzoneでは仕入れていませんが……個人的に欲しい!)
※WEB SHOPを含むShinzone全店舗にて発売中。
ETONIC
そしてこちらは、今期イチ推しのスニーカー「ETONIC(エトニック)」。もしかしたら古着屋さんで見たことがある方もいるのでは? 実はこの「ETONIC」、世界初のスポーツブランドと言われています。 1876年にアメリカ・マサチューセッツ州で設立され、世界大戦中にはベルギーやイタリア軍にも靴を供給していました。1984年にロサンゼルスオリンピックが開催されたころには、エトニックはみなさんご存知の有名なスポーツブランドと並んで最も評価の高いブランドへと成長しました。
一時は目にする機会が減ってしまっていたブランドですが、2022年に新たにアメリカの企業と販売ライセンス 契約を結び、現在ではアメリカ、カナダ、そしてヨーロッパを中心に復活の動きが始まっています。2024年にはコペンハーゲン発の人気ブランド「BAUM UND PFERDGARTEN(バウム ・ウンド・ヘルガーテン)」とのコラボレーションでも話題になりました。
Shinzoneで買い付けしたのはバスケットシューズのB481。衝撃吸収に優れた抜群の履き心地は言うまでもないですが、このレトロなカラーリングが今の気分。上質なスラックスやスウェットに合わせて履いていただきたい一足です。
※WEB SHOPを含む全店にて発売中。
CORDERA
こちらは、ショップでも人気の「CORDERA(コルデラ)」の展示会にて。可愛い二人がいつもお迎えしてくれます!
スペイン・ガリシアを拠点とし、地元の小規模な家族経営の工場で、縫製から仕上げまで手作業による丁寧な服作りを行っていて、まさに一着一着に作り手の愛情を感じる洋服。ほとんどの生産をスペイン国内で完結させ、リサイクルカシミアやコットン、動物虐待のないミュールジングフリーのウール、トレーサビリティとグリーン証明書付きの生地を使用するなど、環境に配慮し、生産背景もクリアにしています。今シーズンもキャッチーな配色のニットなどが多数入荷していますよ。
※WEB STOREを含む全店にて発売中(一部商品を除く)。
The Garment
「The Garment(ガーメント)」の展示会会場は会員制のホテル “ Soho Hotel Paris ”。ロビーラウンジも雰囲気があって素敵です。今シーズンのイチオシは70‘sなフェイクファーのコートです! サイズ感もいいし、フェイクに見えない高級感ある毛並みで、まさに探していたアウターでした! 個人的にはカットオフのデニムとか、レザーのミニスカート合わせたいですね。
※WEB SHOPを含む全店にて発売中。(一部商品を除く)
SHANNON BOND
「SHANNON BOND(シャノンボンド)」はデザイナーのSHANNON本人が出迎えてくれました。ポルトガルのリスボンに住む彼女の作るアクセサリーは、ストーンやビンテージアンバーを使用した、唯一無二のユニークなアイテムが魅力。今回は新作のブレスレットとピアスをオーダー。一点一点表情が違う、ちょっといびつなパールのフォルムが魅力です。こちらはWEB SHOPでは展開してませんので、ぜひショップで手に取ってご覧いただければうれしいです!
※Shinzone全店舗にて発売中。
SARTORE
言わずとしれたパリの老舗シューズブランド「SARTORE(サルトル)」。女性であれば誰もが憧れシューズではないでしょうか。ブランドの代名詞的なアイテムとも言えるジョッキーブーツはとにかく履いた時のシルエットが美しい! まだトライしたことがない方は是非ショップで足を入れて、その感動を味わってみてください。
また「SARTORE」はウエスタンブーツも実に優秀。24AWシーズンのスタイルのインスピレーションとなった一人、作家のフラン・レボウィッツもよくウエスタンブーツを履いていることから、今回オーダーしました。上質なレザーを使った長く愛用できるシューズです。一緒に年を重ねていい味を出したい逸品です。
※表参道本店、ルミネ新宿店にて発売中。
ROHE
こちらはアムステルダム発のブランド「Róhe(ローエ)」。多くのバイヤーらで賑わうショールームから、今勢いがあるブランドということが伝わってきます。美しいシルエットに加え、生地はイタリア製で高品質。上質でタイムレスなアイテムとしてワードローブに加えるにはもってこいです。
今シーズンはオリジナルのプリントスカートがとても上品で素敵だったので、そちらをピックアップしました。よく見ると家の風景がプリントされています。ぜひ、ショップでその美しいプリントをご覧ください。
余談ですが、ショールームの窓からはエッフェル塔が見えます。何度見ても写真を撮りたくなります。
※表参道本店にて展開中。
LITKOVSKA
こちらは2009年にスタートしたウクライナのブランド「LITKOVSKA(リトコフスカ)」。4世代にわたる仕立て屋の家系に生まれた、リリア・リトコフスカヤがデザイナーを務めます。大胆なフォルム、洗練されたテーラリングで知られており、今最も勢いのあるブランドの一つです。
LITKOVSKAの服は2WAY以上で楽しめる複雑なパターンが特徴ですが、いろんな着方ができるだけでなく、身体が綺麗に見えるシルエットも魅力だと感じます。
是非ショップで袖を通していただきたいブランドです。
※表参道本店にて展開中。
最後に。一日中展示会で走り回った後は、やっぱり美味しいお酒が飲みたくなります……!パリで行ったレストランで特に気に入ったこちら「Le saint Sebastien」をご紹介。前菜からメインからデザートまでどれも美味でしたが、驚いたのは野菜!どれも優しく疲れた身体を癒すおいしさで、ナチュールワインがとっても良く合いました。パリを訪れることがあればぜひ!
42 Rue Saint-Sébastien, 75011 Paris, France
展示会だけでなく街の人やお店からもインスピレーションを受けることが多い旅。今後もフレッシュな現地の情報をお届けできればと思います! 次回もお楽しみに!
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