COLUMN
-THE SHINZONE COTTON PROJECT vol.02-
-vol.02 大正紡績株式会社さんに訊く、ものづくりの話- 2026年3月。私たちShinzoneは創業から25周年を迎えます。それを記念して第1弾としてお届けするのは、究極の着心地とクオリティを目指しShinzoneの社員が一丸となって綿花の栽培から手がけたスウェット3種。「コットンプロジェクト」と名付けられたこのプロダクツは、確かなものづくりに定評のある大正紡績株式会社さんとタッグを組み、構想から完成に至るまで2年以上をかけて制作が進められてきました。 第2回となる今回は、紡績から生地になるまでのお話を、プロジェクトのパートナーとなってくださった大正紡績株式会社の赤松一人さんに訊きました。コットンのこと、紡績のこと。そしてものづくりの現場が抱える課題などスウェット作りを通して私たちが知ることになったさまざまな事実をお届けします。 --ご一緒にスタートさせていただいたプロダクツが、ようやく出来上がりました。コットン栽培と聞くと、ひたすら広大なアメリカやインドなど海外だけが産地と思われる人も多いかと思いますが、なんと大阪で育てられるとは! 社会の授業で教えてもらったアメリカのコットンベルトに代表されるよう、コットンは一般的に北緯40度から南緯35度の範囲でなら栽培が可能と言われています。日本も東北エリアまでがそのエリアにすっぽり入っていて、主に愛知県の岡崎を発祥(※諸説あり)とする和綿と呼ばれる短長繊維が生産されていました。用途としてはネルやキャンパス地、ふとん綿や不織布などに使用されることが多かったようです。 また今回栽培した土地も海から近いですが、実はコットンは塩分を吸収する植物。弊社も参画し今なおチャレンジが続いている東北コットンプロジェクトでは、東日本大震災の際に津波の被害にあった塩分の残る三陸沖の土地でコットンの栽培をしています。コットンは種まきをした後に、しばらく雨が必要なんですが、その条件だけクリアできれば、日本でも育てられないことはないんですよ。 --全てを私たちが作ったコットンで賄うことはできませんでしたが、うっとりする肌触りとクオリティの生地が出来上がりました。私たちが栽培したコットン、そして混紡したコットンと、材料について改めてその特徴を教えてください。 Shinzoneさんで育てたコットンのファイバーマックス5%とフォックスファイバーコットン、アメリカ産のオーガニックコットンである希少なアルティメイトピマを混ぜ紡績した糸をスウェットの表側に使用しています。 コットンは今、世界で26万トン生産されているのですが、そのうちオーガニックコットンが占める割合は実に1.5%。また超長綿と言われる繊維が長い上質なコットンが全体に占める割合は1.5%。さらにオーガニックコットンの超長綿であるアルティメイトピマは0.0003%となります。このアルティメイトピマは品質がとてもよいコットンです。そこに同じくアメリカ産のふっくらとして柔らかいオーガニックコットンのグリーンコットン(緑綿)を混紡しています。生地の裏側の糸には、アメリカのニューメキシコ州で契約栽培しているオーガニックのスーピマコットンを使った極甘撚糸を使用しています。撚りを弱くして編み上げることでふっくらとして吸水性のある仕上がりとなりました。 デザイナー染谷によるスウェットのデザイン画と私たちの作ったコットンが混紡された糸。 --大正紡績の皆さんには、私たちが畑に行けないときもコットンのお世話をしていただきましたが、改めてコットン出来はどうでしたか? 2024年のコットン栽培は、全体的に育ちが良くなかったですが、Shinzoneさんが栽培を担当された場所は6.7月は雨が少なかったわりに、育ちが良かったですね。コットン栽培は雑草駆除が大変で工場のメンバーが2週間に1回ほど駆除に行っていました。結果的に収穫量は30kgが獲れました。コットンボールはその6割が種。ジンニングと言ってそこから種を取り除かれると、残り12kg。またそこから短い綿(繊維)が紡績工程で落されるので残るのは9.6kg。最終的にShinzonesんが栽培されたコットンを3%混ぜて糸を作りました。一般的にしなやかで高品質と言われる超長綿は、栽培時期も長く天候リスクが高い上に、コットンボールが小さく種の割合も多いので、普通の綿に比べ収穫量が少なく、農家さんは生産しようと思いません。価格が高いんですが、農家さんにメリットが少ないようです。 --なるほど。コットンの値段はの手間と時間が反映されているわけですね。今回赤松さんからは、世界の繊維需要のうち、コットンは25%(なお、1位はポリエステルで57%、ウールに至っては実に1%!)とお伺いしました。とはいえ私たちの身の回りにはコットン製品が当たり前のように溢れていて、容易に栽培でき手に入ると思いがち。こんなに栽培に手間暇がかかるということが驚きでした。そして工場を見学させてもらい、働いていらっしゃる方たちのこだわりと真剣な眼差しが印象的で、その姿がとてもかっこいいなと思いました。何より、こんな丁寧で細やかなものづくりは日本でしかできないな、とも。今回の大正紡績さんとのプロジェクトを通じて改めて日本の技術の素晴らしさを教えていただいたように思います。 私たち大正紡績の特徴に古い機械が多いことがあります。最新の紡績機械だと高速スピードでワタを引っ張るのでコットンにストレスがかかるんですね。ですが、古い機械は回転数がゆっくりしているので、コットンにストレスがかからず丁寧に紡績でき、原料の良さを最大限に活かすことができます。また古い機械を扱うために、どの工程にも必ず職人が介在します。つまり機械ではなく、人が糸を紡いでいるようなものです。そこが他社さん(特に海外糸)との大きな違いでもあると思います。 大正紡績さんの工場から。それぞれの機械に職人さんが配されてその様子を常に見守る。真剣な眼差しでコットンや機械に向かう姿が印象的でした。 実際商品になるまでには、多くの人の手がかかっている。ということは表にはなかなか伝わりにくいことかもしれません。今回のShinzoneの皆さんの体験を通じて、ものづくりについて知ってもらえたことは良かったですし、ぜひ、お客様にもその体験をお話しいただけると嬉しいです。また、ものづくりの現場にいるものとしては、手間がかかり生み出されるものだからこそ投資価値があり、価格に反映されているということも、知っていただけるとうれしいですね。コットンプロジェクトで手掛けたプロダクツはこちらからご覧ください! Vol.01はこちらVol.03へ続く(公開は2026年2月下旬〜3月上旬予定) EDIT&TEXT : SHINZONE
Shinzoneが生み出す究極のスウェットとは?-THE SHINZONE COTTON PR...
-vol.01 私たちのコットン栽培- 2026年3月。私たちShinzoneは創業から25周年を迎えます。それを記念して第1弾としてお届けするのは、究極の着心地とクオリティを目指しShinzoneの社員が一丸となって綿花の栽培から手がけたスウェット3種。「コットンプロジェクト」と名付けられたこのプロダクツは、確かなものづくりに定評のある大正紡績株式会社さんとタッグを組み、構想から完成に至るまで2年以上の年月をかけて制作が進められてきました。その舞台裏とスウェットに込めた想いを3回にわたってリポートしていきます! デザイナーの染谷由希子が構想とミーティングを重ね、プロジェクトが始動したのは2024年5月。 25周年を迎えるにあたり〝種まきを起点にゼロから洋服作りに挑戦することで、Shinzoneの洋服が完成するまでにどれだけ多くの工程と人が関わっているかを改めて知る。そしてこのプロジェクトを通して、今一度私たちの洋服と向き合う“ことをゴールの一つに掲げ、日本の技術にこだわりながら、究極の着心地と、デザインを叶える大人のためのスウェットを作るため、私たちはその日、大阪府にある大正紡績株式会社さん所有の畑にいました。「原料の全てではなくても自分たちの手で生み出したコットンを使ってみたい!」と大正紡績さんのスタッフの方たちと共に、コットン栽培に挑戦することとなったのです。 耕作、種まき、摘芽、草むしり、そして収穫。栽培のポイントポイントで東京からスタッフが畑を訪れ、綿花と向き合った1年間を過ごしました。 大阪府の海の近くに広がる畑。夏には海水浴場として賑わうこの土地は、背景に山も迫る風光明媚な土地でした。 大正紡績さんによって耕運、形成されたおよそ30mほどの畝(うね)に、長くて重いマルチシートを転がしuピン杭で固定。さらに畝と畝の間に雑草の繁殖を防ぐ、防草シートを張って同様に固定。和歌山とのほぼ県境に位置するこの阪南市は、雨の少ない温暖な土地。2024年の最高気温を記録した2024年5月のこの日は、とにかく暑い。 加えて腰を屈めての作業が続き、腰の痛みや暑さとの戦いに。スタートするや否や、農業や綿花栽培に従事する人々の大変さとご苦労を初めて知ることになりました。 こちらは芽が出やすくなる薬剤でコーティングされたファイバーマックスとというギリシャ産の種。 農作業でもスタイリングは抜かりなく。それが私たちShinzoneです。 シートを敷き固定し終えたら種を蒔くための穴を等間隔で開け、いよいよ種蒔き。土をほぐしつつ種を2粒ずつ蒔いたら、そっと土を被せていきます。その作業を30m×6本分ほど。 さて。みなさん、綿花の種ってどんなものを想像していますか? 実はこの小さな種、ふわふわのコットンボールの奥にポツッといるのです。小さな小さな種たちにたくさんのコットンボールをつけるよう願いを込め、この日の作業は終了! その後、こんなに愛らしい二葉が! そして春も終わり夏が訪れる頃には、こんなに大きく! 猛暑の中の摘芽、草むしりにも挑戦。暑さと腰を屈める作業に、悲鳴を上げながらも、慣れない農作業への挑戦は大きな経験となりました。2024年の6月7月は雨が少なかった代わりに雑草の成長が著しく、とても草むしりが大変な年でした。 10月いよいよ収穫第1弾の季節がやってきました。この日収穫したのはファイバーマックス。フワッフワでパンパンに詰まったそのコットンに一同感激! さらに時期をずらして2025年1月に、残った綿花を一気に収穫しました。秋から冬へと季節が変わり、コットンの枝葉もすっかりグリーンから茶色に。 これがコットンボール。中には種が入っています。...
THAT’S MY STYLE Vol.11 : 牧野由紀
ファッションへの愛と矜持を持って、お客様そして洋服と日々向き合うShinzoneスタッフのおしゃれとこだわりを綴る本連載。今回はInstagramでもお馴染み、経理担当の牧野が登場。ショップもプロダクツもスタッフも。Shinzoneの全てに愛情を注ぐMs.Shinzoneがトレードマークのビッグスマイルと共に登場。二児の母でもある彼女の素顔に迫ります。 ファッション・ラバーな経理担当は、Shinzoneの王道カジュアルの体現者 幼い頃、母が洋服とか巾着バッグをよく作ってくれたんです。そんな影響を受けて、自然と私自身もファッションが好きになりました。学生時代は古着が好きで、頭に羽のついたヘッドバンドにワンピースにジレを重ねたような当時流行っていたボヘミアンスタイルで原宿に出かけたりしていましたが、ここ10年は、シンプルでメンズライクなShinzoneらしいカジュアルが大好きです。 私のInstagramでも子供たちとのファッションを時折アップしていますが、母になっても自分自身の好みは変わらないし、子供とも自分と同じテイストのスタイルを楽しんでいます。 デニム、スウェット、スニーカー、ローファー。Shinzoneの王道とも言えるアイテムがやっぱり好きで、スタイリングで憧れるのも、そういった何気ないアイテムを素敵にさらりと着ている人。Pinterestでも、セレブや有名人ではなく、着こなしに長けた人を眺めてコーディネートの参考にすることが多いです。童顔なので、ジュエリーだったりヘアアレンジだったり、どこかにちょっと綺麗めな要素をプラスするようにしています。同様に洋服はカジュアルでもネイルはできるだけ丁寧に。日々子育てに追われて、ゆっくり時間をとることは難しいですが、やっぱり手先が綺麗だと自分自身の気分が良いですね。 ヴィンテージのデニム上下に、ノルディックニットを合わせたブルーのグラデーションを効かせたレイヤードスタイル。首元のパールネックレスと「GUCCI」のローファーは手入れをしながら長年愛用しているアイテム。 毎日のスタイリングの決め手はお天気と子供を触れ合う時間から。天気予報で見たその日の天気をベースに、保育園への送迎当番かどうかが、私にとって洋服を決める大きな要素。送迎のある日は動きやすく、汚れても気にならないものを。そうでない日はスカートをはいたり、ちょっと自分のテンションの上がるものを。また雨の日は子どものケアで傘をしっかりさせないので、ヘアが乱れても気にならないようキャップをプラスして……と、その日の自分のシミュレーションをしてスタイリングしています。 大好きなアイテムのひとつ、スウェットには、パールを重ねて。タイムレスにして永遠のShinzoneの王道スタイリングがよく似合う。 服飾系の学校を卒業した後、一度はアパレルメーカーに販売として就職したのですが、もともと数学も好きだったことから、在職中に経理に興味を持つように。そこから簿記の資格を取って、一般企業の経理に転職。オフィススタイルに身を包み仕事をしていました。代わりにオフの日は、思い切り自分の好きなカジュアルスタイルを楽しんでいたのですが、その時に通っていたのがShinzoneだったんです。 ネイビーブレザーとTHE SHINZONEのBAKER PANTS。Shinzoneの永遠のベーシックであるアイテムを、旬なレオパートニットでアレンジ。「ジュエリーは、『Monica Castiglioni』を筆頭に、自分の中で定番があり、日々組み合わせてコーディネートしています」今2人の子育てに奮闘中。プライベートではなかなか自分のケアが後回しになりがだが「隙間時間を見つけてパックするとか、ストレッチポールに乗るとか、わずかでもできることを頑張っています」 学生時代から憧れのお店でしたが、社会人になって少しずつ買い物できるようになり、改めてその魅力に惹かれて、こんなところで働けたら最高だな!と思っていました。スタッフの皆さんのスタイリング力、ディスプレイ、そして接客。どれもが素敵で。その後夢が叶って、店舗スタッフに。お店に通っていた頃に接客してくれていた憧れの人たちと一緒に働けるようになったことが、本当にうれしかったです。 上 バルキーなアランニットには、スポーティなヴィンテージのナイキのショーツを合わせて。オフホワイト×ホワイトのスウィートなカラーリングを足元のコンバースで引き締めて。下 商品説明会で一目惚れしたというダウンコートには、ヴィンテージオーバーオールをイン。レースブラウスとパールネックレスでさりげなく可愛らしさを加えて。シューズは同じくケアしながら大切に履いている「Maison Margiela」。 その後、出産を経て、販売から再び今度はShinzoneの経理に。販売の仕事もお客様とのコミュニケーションがとても楽しかったのですが、まさか自分の大好きなShinzone×自分の得意とする経理という組み合わせが叶うとは思っていなかったので毎日感謝しかありません。経理という仕事は、取引最後の窓口。さまざまな部署の方が築いてきた信頼関係を私たちが崩すに訳にはいきません。そういう意味で、日々緊張感を持って業務と向かい合っています。店頭からバックオフィスに移動して、デザインする方、バイヤー、営業、どの部署も愛情を持って日々洋服に向き合っている姿が本当に眩しくて。そうやってみんなの働く姿を見るのがうれしいので、経理としてみんなが少しでも働きやすい環境づくりに貢献できればと願っています。 左 およそ10年ほど前のShinzoneのキャップとエコバッグ。「デザインが好きすぎてずっと愛用しています」。中左 子供のヴィンテージはネットで買うことが多い。「一本は兄が履いていた『Levi‘s』。もう一本はメルカリで見つけた『Levi‘s』です。『POLO』のシャツはギフトでいただきました」眺めるだけでも可愛いサイズ感。 洋服がカジュアルなので、アクセサリーは上質に。 中右 毎年誕生日には何かいいものを1つずつ買うようにしている。SEIKO Shinzone COLLABORATION WATCH に合わせるのは、「HERMES」のブレスレットや「TIFFANY」のリングほか。右 入社前、初めてShinzoneで購入したコート。同じく10年超えのミッキーTとデニム。「購入したアイテムは基本全て大切に着ています。昔のアイテムを見ても、当時のルックブックを今見ても、古さを一切感じさせない。タイムレスに大切に楽しめるのがShinzoneの洋服の魅力の1つだと思います」 今後については、仕事では経理として、もっとスキルアップしたいし、いつか自分も企画や洋服のアイデアが出せることがあればうれしいです。プライベートでは子供が大きくなったらもっと旅行に行きたい。また、ディズニー好きなので、世界のディズニーランドを制覇したいですね! 牧野のInstagramはこちらからお楽しみください。 PHOTO : Nam...
THAT’S MY STYLE Vol.10:北村真利
ファッションへの愛と矜持を持って、お客様そして洋服と日々向き合うShinzoneスタッフのおしゃれとこだわりを綴る本連載。今回はマーケティング課課長兼EC担当の北村が登場。伸びやかな躯体で着こなす大人のカジュアルは、ヘルシーでいてフェミニンなムードが漂って。 ライフスタイルが息づくリュクスな大人のカジュアル ワントーンで楽しむTHE SHINZONEのニットとレザースカート。凝ったデザインやレイヤードを駆使するより、シンプルなアイテムをシンプルに着こなすのがモットー。代わりにジュエリーとネイルをアクセントにしている。「ピアスは必ず。指輪、ブレスレットはセットで。洋服に合わせてゴールドとシルバーとトーンを変えています。指輪に関しては、ガツっとインパクトのあるものが好みで、基本全部の指につける派です」。また年齢を重ねて、大切にするようになったのは着心地。「かつてのようにチクチクするけれど可愛いから……と選ぶことが無くなりました。上質で肌触りのいいニットはつい、手が伸びますね」 振り返ると、かなり振り幅の広いおしゃれを楽しんできました。湘南に生まれ育ったこともあり、海沿いのライフスタイルを反映させた感じさせるスタイルをベースに、大学生の頃は肌を真っ黒に灼いて、雑誌『fine』のようなギャルっぽいおしゃれもしましたし、そこからニット帽を被って、スパッツを履いてスカートを履くような古着のスタイルを楽しんだり。109(SHIBUYA 109)的なスタイルも楽しみましたし、周りの友人たちの『Can Cam』的なカジュアルなどに影響も受けたり。とにかく色々なテイストの洋服を着ることが楽しかったです。さらに外資系のカジュアルショップでアルバイトしたことも手伝って、ファッションではさまざまな自己表現ができること、洋服の奥深さに興味を持ち、アパレル業界への就職を決めました。 大学卒業後は、ナショナルブランドに就職。販売職を担当していたのですが、当時ちょうどECが黎明期。皆さんご存知のメガファッションECサイトも立ち上がったくらいだったと思うのですが、これまでのショッピングのあり方とは全く異なるアプローチや買い物体験を知って「携帯で買い物ができるなんて! こんな簡単に注文できるなんて!これからはEC の時代だな……!」と興味が沸いてEC業界へ。アシスタントからスタートして、キャリアは現在20年ほどになります。 日焼け肌に似合う、ヴィヴィットなオレンジのニットが今日の主役。ボトムの白とのコントラストが爽やかな冬のリラックススタイル。ヘアスタイルはメイク同様スタイリングに合わせて毎日マメに変える。 そんな時代を経て大人になった今は、シンプルながらも、どこかに色気を感じさせるヘルシーでスポーティなカジュアルが好きです。こだわっているのはバランス。カジュアルでも女らしさは忘れたくないので、トップスを大きくしたら下をコンパクトに、ボトムにボリュームを持たせたら、トップスはコンパクトに......という具合。例えるならばヘイリー・ビーバーとか、ケンダル・ジェンナーのようなと言ったらわかりやすいでしょうか。そんな好みもあり、1年前にデザイナーが(染谷)由希子さんに変わり、フェミニンさが加わったことで、より一層Shinzoneの洋服が好きになりました。 ニットに合わせたのは、フレアシルエットが特徴の22AWのTHE SHINZONEのANNIE JEANS。デニムパンツの似合うヘルシーな体型は社内でも定評が。「運動は欠かさず、15年ほど地元湘南の海沿いを5キロ40分で週3位走り続けています。筋トレはたまに。夏はジョギングの後に海でのんびりするのが日課です」 また、カジュアルスタイルであっても、ヘアとメイクにはこだわリたい。スタイリング同様に艶と色気は忘れたくないというのもあります。また、メイクすることで、自分の中でオンオフのスイッチが切り替わりますし、自分の年齢や立場を考えても、きちんとした印象を持ってもらいたい、という気持ちもあります。 最近メイクのヒントにしているのはデュア・リパ。音楽も好きですが、眉の描き方やメイクも好きですね。そしてネイルも欠かしません。Shinzoneのシーズンのカラーを考えながら、それにマッチするインパクトのある色を選ぶことが多いです。 ファッションに対しての気持ちは変わりませんが、年齢を重ねてマネジメントする立場になって変わったことは、見た目を気にするだけではなく、中身を磨きたいと思うようになったこと。社長からもらった人間学の本を読んだり、自己啓発に関する書籍を読んだりしています。 長年ECに従事してきましたが、特にここ数年はコロナと景気変動で業界が一変。お客様のニーズに沿ってより細かく丁寧に対応しながら、常に手法やあり方をアップデートしないとならない時代になりました。ですが、そこにもやりがいを感じています。また、Shinzoneは自社ECに特化していることで、ブランドとしての表現やクリエイティブが維持できる。お客様へお手紙を添えたり、ノベルティをお渡ししたりと店頭で大切にしているお客様へのおもてなしが、デジタルを通じて実現できることも魅力だと思っています。 Tシャツとスラックスで描くマニッシュなカジュアル。トップス&MA-1のネイビーとパンツのグレーの生み出すグラデーションが、大人の余裕とリュクスなムードを感じさせて。 ECはどこの部署よりも変化の波が大きいというか、時代と共に常に変化しているジャンルでもあるので、刺激的です。かつては、SNSとの連携なんて考えられませんでしたから。常に変わり続けていく分野のため日々勉強は欠かせませんが、そこも含めて楽しいです。これからは、技術や経験を新しい世代にバトンタッチしつつ、ECに新しい風を吹かせてほしいですね。これからもお客様にShinzoneならではの素敵なショッピング体験をお届けできるよう、しなやかに、そして楽しみながら前進していきます。 スタイリングに、メッシュの効いた海ヘアにメイクに。海沿いでのライフスタイルを感じさせる北村スタイルの由来あれこれ。地元湘南の海はもちろん、沖縄、ハワイ(マウイとハワイ島ラブ♡)など海に行くのが大好き。そんなこともあり、よく渡航していたハワイで購入したグッズがお気に入り。そして「湘南スタイルに欠かせないのがサングラス。365日必ずかけます」というコレクションの一部から最近のお気に入りを。「RAY-BAN」や「PETER AND MAY」ほか、自分の顔型に合わせ吟味したものをその日の気分とスタイリングに合わせてチョイス。今気に入っているデザインはダブルブリッジ。 PHOTO : Nam...
THAT’S MY STYLE Vol.09:長谷川陽香
ファッションへの愛と矜持を持って、お客様そして洋服と日々向き合うShinzoneスタッフのおしゃれとこだわりを綴る本連載。今回はメンズファッションのディテールを凝らしたスタイルが持ち味。ルミネ横浜店 店長の長谷川が登場。 メンズファッションが教えてくれた、トラッドの奥深さとディテールの妙 自身のファッションがトラッドベースということもあり、大好きなパターンの一つがアーガイル。愛用しているTHE SHINZONEのアーカイブのノースリーブドレスにニットベストをレイヤードした初秋のムード漂う着こなし。LUCY DIAMOND NECKLACEと les bonbonのネックレス&チョーカーのレイヤードとキャップをアクセントに。 ファッションに興味を持ったのは小学生のころ。自分でコレが着たい! とこだわりを持って洋服を選んでいたと思います。『nicola』とか『Seventeen』といったティーン向けの雑誌を読みながら、漠然と「デザイナーになりたいな」なんて思っていました。中学生、高校生は部活のバスケットに夢中になりながらも、やっぱりファッションが好きで。ベリーショートのヘアスタイルでスポーティなファッションを楽しんでいました。大学進学する際も、「自分にはファッションしかない」と、迷いなくファッションビジネスを専攻。厳しかった校則から解放されたこともあり、そこからは、ボブヘアにスケルトンシューズを合わせるような、ファンシーな原宿スタイルや、その後は所属していたインカレのダンスサークルの影響でヒップホップテイストのストリートスタイルなど振り幅広く、ファッションを楽しんでいました。 THE SHINZONEのアーカイブアイテムであるWOOL TOMBOY PANTSに合わせたのは、ヴィンテージのデニムのジレと、同じくヴィンテージのレーストップス。「身長は156cm。Shinzoneだと32,34のサイズ。丈詰めは必須ですが、いかにバランスよく見せるか、採寸にこだわってミリ単位でこだわった丈に仕上げています。パンツのサイズ選びに迷われたら、ぜひお声がけいただきたいです」 映画で見たスーツスタイルからメンズのファッションに興味を持ち、卒業後はメンズのトラッドブランドに就職。ショップスタッフとしてキャリアをスタートしたのですが、そこでは、大きな学びがあり、毎日がとても楽しかった。というのも、メンズのスーツスタイルって、ジャケット、パンツ、シャツ、ネクタイとアイテムが限定されていますよね。その中で柄の組み合わせとか、カラーリングとかディテールが着こなしを大きく左右する。さらに肩幅の合わせ方やパンツ丈のサイジングや採寸、そのアイテムのルーツは?など現場の先輩方にたくさんの知識を叩き込んでいただき、今の自分のファッション ...トラッドやプレッピーをベースにしたスタイル...へと繋がる大きな影響を受けました。 Shinzoneとの出会いのきっかけは、当時まだ世間になかったメンズライクなパンツの筆頭株であるCENTER PRESS PANTSとCHRYSLER PANTSです。メンズライクでトラッドなアイテムを女性らしく着る。そんなテイストが自分的にド・ストライクで、すごくいいなと。その後、ご縁があって入社し、ショップスタッフとして、ルミネ新宿店、ルミネ有楽町を経て、今年で入社4年目になります。 長谷川のコレクションのジレとベスト。好きになったきっかけは、メンズファッションの影響。左から「RYE TENDER」「CORDERA 」「The Garment」。店舗に入荷すると、毎シーズンつい手が伸びてしまう、自分らしいアイテム。 店頭でしか体験できない付加価値を、お客様に ファッションを決めるのは、朝起きた気分で。今日はこれが着たい!という主役のアイテムを軸に、それに合うアイテムを決めています。スタイリングで大切にするのはサイズ感。メンズ時代にたくさん採寸をさせていただいて、いかにサイズ感が大切かということがわかったので、自分の体型が一番よく見えるバランスとサイジングについては、かなりこだわっています。トラッドをベースに、自分らしく、女性らしいアイテムでカジュアルに着崩していくスタイルが好きです。 トラッドベースのチェックシャツをストリート風にアレンジ。愛用しているスウェットパンツはShinzoneのアーカイブコレクションから。肩にかけたニットは大学時代から愛用している「Ralph Lauren」。リングやネッククレスは、それぞれ「30歳の誕生日」、「入社を記念して」など何かの記念の際に意味を持たせて購入。どれも大切に愛用している。 着こなしのヒントにしているのは、雑誌のスナップや、業界誌のトレンド特集など。愛用しているジュエリーブランドのデザイナーさんの私服や、ヴィンテージショップのオーナーの方のスタイリングなども参考にしています。直感でビビッときたものを買うことが多いのですが、決め手は、自分がすでに持っているアイテムの着こなしを幅が広げてくれるかどうか、ですね。...
Shinzoneパンツガイド:Vol.02 TROUSERS編
Shinzoneスタッフが、注目パンツをはき比べ。今回お届けするのは CHRYSLER PANTS (今回はGRAYを着用) JOSE TROUSERS(今回はNAVYを着用) TOMBOY PANTS (今回はBLACKを着用) の3型。 140センチ台、150センチ台、160センチ台、170センチ台。 それぞれの身長と骨格別でリアルな着用感をリポート。 サイズ選びの際に、ぜひお役立てください。 CHRYSLER PANTS ¥2,3100(TAX IN) JOSE TROUSERS ¥28,600(TAX IN) TOMBOY PANTS¥20,900 (TAX IN) PANTS GUIDE - Vol.01 DENIM編 - も公開中!合わせてご覧くださいませ。...