THAT’S MY STYLE Vol.10:北村真利

ファッションへの愛と矜持を持って、お客様そして洋服と日々向き合うShinzoneスタッフのおしゃれとこだわりを綴る本連載。今回はマーケティング課課長兼EC担当の北村が登場。伸びやかな躯体で着こなす大人のカジュアルは、ヘルシーでいてフェミニンなムードが漂って。

 

ライフスタイルが息づくリュクスな大人のカジュアル

ワントーンで楽しむTHE SHINZONEのニットレザースカート。凝ったデザインやレイヤードを駆使するより、シンプルなアイテムをシンプルに着こなすのがモットー。代わりにジュエリーとネイルをアクセントにしている。「ピアスは必ず。指輪、ブレスレットはセットで。洋服に合わせてゴールドとシルバーとトーンを変えています。指輪に関しては、ガツっとインパクトのあるものが好みで、基本全部の指につける派です」。また年齢を重ねて、大切にするようになったのは着心地。「かつてのようにチクチクするけれど可愛いから……と選ぶことが無くなりました。上質で肌触りのいいニットはつい、手が伸びますね」

 

振り返ると、かなり振り幅の広いおしゃれを楽しんできました。湘南に生まれ育ったこともあり、海沿いのライフスタイルを反映させた感じさせるスタイルをベースに、大学生の頃は肌を真っ黒に灼いて、雑誌『fine』のようなギャルっぽいおしゃれもしましたし、そこからニット帽を被って、スパッツを履いてスカートを履くような古着のスタイルを楽しんだり。109(SHIBUYA 109)的なスタイルも楽しみましたし、周りの友人たちの『Can Cam』的なカジュアルなどに影響も受けたり。とにかく色々なテイストの洋服を着ることが楽しかったです。さらに外資系のカジュアルショップでアルバイトしたことも手伝って、ファッションではさまざまな自己表現ができること、洋服の奥深さに興味を持ち、アパレル業界への就職を決めました。

大学卒業後は、ナショナルブランドに就職。販売職を担当していたのですが、当時ちょうどECが黎明期。皆さんご存知のメガファッションECサイトも立ち上がったくらいだったと思うのですが、これまでのショッピングのあり方とは全く異なるアプローチや買い物体験を知って「携帯で買い物ができるなんて! こんな簡単に注文できるなんて!これからはEC の時代だな……!」と興味が沸いてEC業界へ。アシスタントからスタートして、キャリアは現在20年ほどになります。

日焼け肌に似合う、ヴィヴィットなオレンジのニットが今日の主役。ボトムの白とのコントラストが爽やかな冬のリラックススタイル。ヘアスタイルはメイク同様スタイリングに合わせて毎日マメに変える。


そんな時代を経て大人になった今は、シンプルながらも、どこかに色気を感じさせるヘルシーでスポーティなカジュアルが好きです。こだわっているのはバランス。カジュアルでも女らしさは忘れたくないので、トップスを大きくしたら下をコンパクトに、ボトムにボリュームを持たせたら、トップスはコンパクトに......という具合。例えるならばヘイリー・ビーバーとか、ケンダル・ジェンナーのようなと言ったらわかりやすいでしょうか。そんな好みもあり、1年前にデザイナーが(染谷)由希子さんに変わり、フェミニンさが加わったことで、より一層Shinzoneの洋服が好きになりました。

ニットに合わせたのは、フレアシルエットが特徴の22AWTHE SHINZONEANNIE JEANS。デニムパンツの似合うヘルシーな体型は社内でも定評が。「運動は欠かさず、15年ほど地元湘南の海沿いを5キロ40分で週3位走り続けています。筋トレはたまに。夏はジョギングの後に海でのんびりするのが日課です」

また、カジュアルスタイルであっても、ヘアとメイクにはこだわリたい。スタイリング同様に艶と色気は忘れたくないというのもあります。また、メイクすることで、自分の中でオンオフのスイッチが切り替わりますし、自分の年齢や立場を考えても、きちんとした印象を持ってもらいたい、という気持ちもあります。

最近メイクのヒントにしているのはデュア・リパ。音楽も好きですが、眉の描き方やメイクも好きですね。そしてネイルも欠かしません。Shinzoneのシーズンのカラーを考えながら、それにマッチするインパクトのある色を選ぶことが多いです。 ファッションに対しての気持ちは変わりませんが、年齢を重ねてマネジメントする立場になって変わったことは、見た目を気にするだけではなく、中身を磨きたいと思うようになったこと。社長からもらった人間学の本を読んだり、自己啓発に関する書籍を読んだりしています。

長年ECに従事してきましたが、特にここ数年はコロナと景気変動で業界が一変。お客様のニーズに沿ってより細かく丁寧に対応しながら、常に手法やあり方をアップデートしないとならない時代になりました。ですが、そこにもやりがいを感じています。また、Shinzoneは自社ECに特化していることで、ブランドとしての表現やクリエイティブが維持できる。お客様へお手紙を添えたり、ノベルティをお渡ししたりと店頭で大切にしているお客様へのおもてなしが、デジタルを通じて実現できることも魅力だと思っています。

Tシャツとスラックスで描くマニッシュなカジュアル。トップス&MA-1のネイビーとパンツのグレーの生み出すグラデーションが、大人の余裕とリュクスなムードを感じさせて。

ECはどこの部署よりも変化の波が大きいというか、時代と共に常に変化しているジャンルでもあるので、刺激的です。かつては、SNSとの連携なんて考えられませんでしたから。常に変わり続けていく分野のため日々勉強は欠かせませんが、そこも含めて楽しいです。これからは、技術や経験を新しい世代にバトンタッチしつつ、ECに新しい風を吹かせてほしいですね。これからもお客様にShinzoneならではの素敵なショッピング体験をお届けできるよう、しなやかに、そして楽しみながら前進していきます。

スタイリングに、メッシュの効いた海ヘアにメイクに。海沿いでのライフスタイルを感じさせる北村スタイルの由来あれこれ。地元湘南の海はもちろん、沖縄、ハワイ(マウイとハワイ島ラブ♡)など海に行くのが大好き。そんなこともあり、よく渡航していたハワイで購入したグッズがお気に入り。そして「湘南スタイルに欠かせないのがサングラス。365日必ずかけます」というコレクションの一部から最近のお気に入りを。「RAY-BAN」や「PETER AND MAY」ほか、自分の顔型に合わせ吟味したものをその日の気分とスタイリングに合わせてチョイス。今気に入っているデザインはダブルブリッジ。

 

PHOTO : Nam grafik

TEXT& EDIT : SHINZONE

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